介護の仕事に就く上で感じる不安

少子高齢化が進む日本では、介護業界の需要は増加傾向にあることから、他業種から未経験で転職を考える人もたくさんいる。とはいえ、こうした転職を希望する人の中には、未経験であるが故に不安を感じて踏み出せないケースも少なくない。

特に気にする人も多いのが年齢だ。転職と言うと年齢を重ねるほど就職が難しくなるのが一般的とされている。しかし、介護業界は年齢による有利、不利といったハンデはないのが特徴だ。厚生省の統計データによると、職種に限らず30代の活躍が目立っていて、続いて40代、20代となっている。このことからもわかるように、介護職は転職者が多いと言われる30代が活躍できる業界なので、決断をする上で年齢は問題とならない。

年齢と並んで不安に感じる点として仕事内容が挙げられる。仕事としての需要が増えていると言っても、介護職の内容について詳しくは知られていないため、厳しい、汚い、危険などの所謂3Kのイメージが先行してしまっているのが実情だ。もちろん選ぶ仕事によっては夜勤も行わなくてはいけないことで体力的に若干ハードになることもあるが、全てがそれに当てはまるわけではない。要介護者が施設に通うデイサービスや職員が自宅に赴いて身の回りの世話を行う訪問介護であれば日中だけの勤務となる。一口に介護と言っても選択肢は豊富に用意されている。未経験者を積極的に採用している業種もあるので、仕事に対してそれほど心配をする必要はないと言われている。